クローン病・潰瘍性大腸炎(IBD)の患者さんへ チェック! IBD

トイレの不安があるので、各駅停車にしか乗れない
大好物が食べられない
おなかの悩みは、なかなか言いにくいもの
仕方がないとあきらめていませんか?

今の状態を、主治医にきちんと伝えることが、適切な治療への第一歩。

5月19日はIBDを理解する日です。

自分の状態をチェックしてみよう

IBDとは

IBD(炎症性腸疾患)とは、腸に慢性的な炎症、または改善・悪化をくり返す炎症を生じる疾患の総称です。
主に潰瘍性大腸炎とクローン病をさしています。
10 〜20 歳代の若い時期に発症することが多く、原因は明らかになっていません。下痢や血便、腹痛などの症状がみられます。

潰瘍性大腸炎
腹痛。下痢、血便など
クローン病
腹痛、下痢、血便、痔瘻。発熱、倦怠感、体重減少など

IBD の患者さんは年々増加しています。同じ病気で悩む患者さんは決して少なくありません。

グラフ:炎症性腸疾患(IBD)医療受給者証交付件数の推移
難病情報センター:特定疾患医療受給者証所持者数より作図(http://www.nanbyou.or.jp)

IBDの治療

IBDはよい状態の時期(寛解期)とよくない状態の時期
(活動期)があります。
現在、治療の目標は治療によってすみやかによい状態にし、
それを長く保つこと
です。
特にクローン病ではよい状態を保つことができないと腸の
ダメージが進み、手術が必要となることもあります。
近年は新しい治療薬も登場し、症状を抑えるだけではなく、
以前は難しかった粘膜治癒も目指せるようになりました。
※粘膜治癒:内視鏡検査で腸の粘膜がほぼ正常に近い状態

治療法の選択

多くのIBD患者さんは、よい状態の時期(寛解期)とよくない状態の時期(活動期)をくり返します。
治療は、患者さんの今の状態やこれまでの治療歴によって異なります。長期間よい状態にコントロールする(寛解を維持する)
ためには、専門医が慎重に判断して、最適な治療を行っていくことが大切
です。

一時的に状態がよい時があっても、症状が安定して抑えられない場合は、治療を見直すことも必要です。

寛解維持のためにまずできること

寛解を維持するためには、医師が患者さんの日頃の症状や悩みを正確に把握することが欠かせません
しかし、長く病気と闘っていると、下痢や腹痛などの症状があったり日常生活で不便を感じていても、仕方がないと我慢してしまい、医師に「つらい」と言えない患者さんもいます。 毎日の状態をきちんと把握して、医師に率直に伝えることが大切です。

クローン病・潰瘍性大腸炎(IBD)の患者さんへ その症状をあきらめないでください。 自身の症状を把握し、目標を立て、医師に相談する。 そうしてIBDをコントロールしていくことで、 毎日の生活をより快適なものにしていきましょう!